ヴェネチアンガラスの歴史☆☆ ヴェネチアン・グラス ☆☆ラインシリーズ ワイングラス\36000 \20000 ドットシリーズ フルートグラス\30000 * フルートグラスは、シャンパン用です。 * 日本ワイナリー協会によると、ワイングラスはこの条件があれば最高。 ●無色透明で脚つきのもの ●150ml以上入る大きめのもの ●ふちが、やや内側にカーブ しているもの ●肉の薄手のもの 全然、ヴェネチアングラスと当てはまりませんね。 機能的には、リーデルがいいみたいです。一応。 ヴェネチアンガラスの歴史 今からおよそ700年前の13世紀末、当時のヴェネチア共和国政府はすべてのガラス職人とその家族をヴェネチア本島から1.2キロ沖合いに浮かぶムラーノ島という島へ強制移住させた。東方貿易において主たる交易品であったガラスの技法が外部へ流出するのを恐れたためである。 移住させられたガラス職人たちは、島を出ることを禁じられ、逃亡を図った者は死刑に処せられた。反面、ヴェネチア政府はガラス産業に貢献した者に対しては貴族の称号を与え、厚遇した。こうして完全にヴェネチア政府の保護下に置かれたヴェネチア(ムラーノ)のガラス産業は古代ローマのモザイク技法、レース技法を復活させるなど、目覚ましい発展を遂げ、世界のガラス史に確固たる地位を築くことになる。 このムラーノ島で作られるガラスだけをヴェネチアンガラスと呼ぶことができる。 ヴェネチアンガラスの特徴 ヴェネチアンガラスはイスラムやビザンチンの伝統をくんだ鉛を含まないソーダ・ガラスを用いて作られる。鉛を含んだクリスタル・ガラスは冷えてすぐに固まるため一度型に流し込んで成型した後、彫刻などを施す。これを、コールド・ワークと呼ぶ。 これに対してヴェネチアンガラスは、炉から溶けたガラス種を巻き取り、冷えて固まらないうちにハサミ、ピンサー、など簡単な道具を用いて、フリーハンドで作られる。これは、コールド・ワークに対してホットワークと呼ぶ。 コールド・ワークに比べ、ホット・ワークはマエストロの瞬間芸的な技が必要となり、クリスタル・ガラスにはない温かみやマエストロの個性、人間性などが色濃く反映される。 また、色彩の豊かさも、ヴェネチアンガラスの特徴の一つである。最も発色の難しいとされる赤。深みのあるコバルトブルー、霞のように煙る乳白など、その色のバリエーションは3万色ともいわれ、多種多彩な色を自由自在に組み合わせて作られた作品は実に美しい。 |